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ピンポンジャック [今詩]

 「ピンポンジャック」

月の光で
尚更青ざめた君が
このちっぽけな街を
ピンポンダッシュして
駆け抜けるなんて
毎度の事ながら愚かなことだ
本当に君が押したいインターフォンは
ルリーの家だけだってことは知っているさ

君の動きに連動する放火魔が居るから気を付けろ
福音青年団のリーダーで淡々居士だった君が
此れってどう考えても無鉄砲だ

誰かの溜め息から放たれた小人たちが居て
君に悪さをしているに違いない
連なった小人たちの質量は思いの外にズシンとばかり来て
経典の表紙の上に鎮座しているのだろう

明日「月瀬の園」で会おう
きっと何時か君を裏切ってしまうだろうって事を
素直に言うつもりさ

兎に角無駄の事は止めよう
ルーリーの家ばかりじゃ無い
何処の家のインターフォンも電池が抜かれている
・ ・・・・僕の家以外は・・・ね

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