巡礼峠 [過去詩]
巡礼峠
木漏れ日の中を峠の道辿れば
これ以上は無い柔和な瞳の
地蔵菩薩に足を停められ
「この先の道はチョット険しいよ」って
腰を屈めて靴紐を正す
視線の先に白く舞い踊る
懐かしく咲き出(い)ずるヤマホトトギス
この秋一番の贈り物かなって
巡礼の道は何処までも続く
大切な記憶や苦過ぎる思いに
はちきれそうになる ザックの中は
でもこの荷をおろせば余計に切ないし
挨拶を交わす みんな連れが居る
向かって来る人たちばかりで
狭ま過ぎる道を譲ってばかり
作り笑顔も次第に疲れ果て
昔この道で巡礼の親子が
命奪われ 落ち着かぬ魂
鎮めの光と優しい無音が
今歩む人たちまでも掌(たなごころ)に遊ばすって
木漏れ日の中を峠の道辿れば
これ以上は無い柔和な瞳の
地蔵菩薩に足を停められ
「この先の道はチョット険しいよ」って
腰を屈めて靴紐を正す
視線の先に白く舞い踊る
懐かしく咲き出(い)ずるヤマホトトギス
この秋一番の贈り物かなって
巡礼の道は何処までも続く
大切な記憶や苦過ぎる思いに
はちきれそうになる ザックの中は
でもこの荷をおろせば余計に切ないし
挨拶を交わす みんな連れが居る
向かって来る人たちばかりで
狭ま過ぎる道を譲ってばかり
作り笑顔も次第に疲れ果て
昔この道で巡礼の親子が
命奪われ 落ち着かぬ魂
鎮めの光と優しい無音が
今歩む人たちまでも掌(たなごころ)に遊ばすって
2019-05-09 21:40
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