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ホワイトノイズ [過去詩]

 「ホワイトノイズ」

庭のホワイトノイズ君にも聞こえるかなあ
行き違う想いの全て無数の毛玉となって
スパークすれば君も僕も押し黙る

君の姿が今しもブロンズみたいに固まり
その内に鳩が来て肩先に止まるかもね
黄金色に秋の日差し深まる中で

もう直ぐ帰りの時間だ収まりもつかず
ひとしきり口喧嘩のあと涙をペロリ
舌で掬うもなかなかによろしくて

庭のホワイトノイズ君にも聞こえるかなあ
機嫌を直して帰る君の後姿
ほろ苦に飲み下し僕は未だ庭に居る

庭のホワイトノイズ君にも聞こえるかなあ
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